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コラム:マンションを受け継ぐ
代々続く一軒の家に何世代かが一緒に住み、それぞれの世代が生活の中でできることをする役割分担の暮らしは一般的ではなくなりました。
けれど、家族の暮らしが年とともに変化することには変わりありません。
その時その時に合った暮らしを快適に過ごすために改装は必要でしょう。
マンションは増築や減築はできませんが間取りの工夫で「今」の暮らしに合った快適な住まいを作ることができます。
また、取得した既存物件を好みのプランに改装するのもまた楽しいことですね。
マンションが普及して50年以上になる現在、建物の老朽化、居住者の高齢化などマイナスの問題が発生しているのが現状です。
建物全体にかかわる劣化はサッシ、配管などの設備面、耐震性等挙げられますがこれらは共用部のため大規模改修時におこなう改修です。
専有部分の改修を行う場合も居住するマンションが定めた管理規約に従った改装が求められます。
管理規約遵守で水回りの交換や間仕切り壁を動かして使いやすい間取りへの作り直しを考えましょう。
使いやすく快適な間取りに生まれ変わります。
キッチン、浴室、洗面台、トイレは竣工当時にはなかった使いやすく改装が行いやすい機種や下階への遮音に配慮した工法の採用など、住まいとしての性能がアップするマンション改装に適した機器や工法がいろいろ出ています。
三和テクノスは共用部の改修にもかかわっており、特許取得のバルコニー手すりメンテナンス工法、地震時に脱出できる子扉付き玄関ドア、塗って耐震性能を獲得できる工法をご提案しています。
老朽化したマンションをたやすく壊すことができません。
しかし、その建物を生かすメンテナンスと暮らしに合った間取りの組み換えでマンションも代々受け継がれることを願ってリノベーション事業に取り組んでいます。
13回にわたりお読みいただきありがとうございました。
6月からは別の切り口で三和テクノスの取り組みなどをお伝えしていきます。 コラム担当KOKIA